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私たちの建築を支えているのは、釘を一本も使わない継手・仕口の技術です。木と木を組み合わせるだけで強度と美しさを両立させるこの技法は、何世紀にもわたり受け継がれてきた日本建築の知恵そのもの。鑿(のみ)と鉋(かんな)を手にした職人が、寸分の狂いもない精度で木を刻み、時を超えて建ち続ける空間をつくり上げます。

杉材の木目を接写した写真

SELECTION

木目を読む

一本一本の杉材には、育った土地や年月によって異なる表情があります。私たちの職人は原木の段階からその木目を読み解き、どの部分を柱に、どの部分を化粧材に用いるかを見極めます。木の呼吸や反りの癖まで見通したうえで加工することで、経年によっても狂いの少ない、長く美しい状態を保つ建築が生まれます。

木目を読む目は一朝一夕には身につきません。何百本もの木と向き合い続けた経験だけが、その感覚を職人の手に宿します。

TECHNIQUES

受け継がれる技法

01

Kanna Hand Planing

職人が手鉋で木肌を仕上げると、機械加工では得られない滑らかな艶が生まれます。刃の角度と力加減を微調整しながら削られた表面は、光を柔らかく受け止め、触れるたびに木のぬくもりを伝えます。

02

Sashimono Joinery

釘や金具に頼らず、木と木を精緻に組み合わせる指物の技術。家具から建具まで、寸分の隙間もない継ぎ目が、構造の強さと視覚の静けさを同時に実現します。

03

Natural Oil Finishing

天然油を用いた仕上げは、木本来の呼吸を妨げません。時とともに深みを増す色合いは、化学塗料では決して再現できない、生きた素材ならではの経年美をもたらします。

匠の技を、あなたの空間へ